日本財団 図書館


まえがき

 

 

天気は8日はときどき雨、9日は朝、雨があがる予報どおり、うす日がさす朝になったが、
式場は水たまりがあることを予想し竹箒を携行して設営準備に集合した。
水たまりの除去が完了したころ、雨がまた少し落ちてきたため、来賓等のテント後部の雨よけおよびテントのつぎ目の雨対策について業者に指示し、これらの応急の処置を行った。
1.実施状況

 

最初に参列者全員が戦災死没者に黙とうをささげて、御霊の御冥福を祈ったあと、追悼慰霊祭の執行委員長である会長の青柳正太郎が一般戦災犠牲者にも被爆者援護法が適用されることが犠牲者の御霊におこたえすることであると祭文を奉仕し、つづいて来賓の岐阜県知事、岐阜市長がそれぞれ「御霊の御冥福と、ご遺族の安泰を祈念します」と追悼のことばを述べたあと、追悼電報の披露と来賓はじめ遺族が全員で霊前に献花を行い、岐阜空襲により死没した犠牲者の御冥福を祈り、追悼慰霊祭を無事に終わることができた。追悼式の終了まで心配の雨もなく、急遽の対応も杞憂にすぎず、これも御霊の加護によるものであると思っている。
2.実施結果

 

(1)来賓12名のうち近隣等遺族会の代表者の3名を除く、国会議員・県知事・市長・県議等10名の参列者がすべて代理者であったことは県・市とも議会中とはいえ、これまでに例にないことであり、残念な状態であった。
(2)遺族でこれまで毎年参列されていた方のなかで
ア.欠席通知があった人が9名
イ.出席の連絡でありながら欠席の人が6名
ウ.出欠の回答がなかった人が4名
と例年に比し、参列者が少なかったこともあり、

 

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION